こんにちは。今日も寝れないのか運営者の「yuka」です。
ベッドに入ってもあれこれ考えてしまって、気づけば時計の針がぐるぐる回っている。そんな夜を過ごしていませんか。私も毎日睡眠薬のお世話になっている不眠症仲間なので、夜の静けさの中で不安が膨らむ気持ちは本当によく分かります。
特に、日中の大半を過ごすオフィスでの人間関係にモヤモヤしていると、家に帰ってからも心が休まらないものですよね。
職場の人間関係がうまくいかないと一口に言っても、その悩みは人それぞれです。
周りの人とどうしても馴染めない、特定の上司から理不尽な態度を取られる、同僚たちの派閥争いに巻き込まれて疲れてしまったなど、検索窓に「職場 人間関係 うまくいかない」と打ち込む方の背景には、本当に多くの疲弊があるのだと思います。
そんなしんどさを抱えるあなたに向けて、少しでも心が軽くなるようなヒントをお届けしたくてこの記事を書きました。
私は派遣社員として15年以上、実にさまざまな業界や職場を渡り歩いてきました。数ヶ月ごとに環境が変わることもザラにある世界で、嫌でもたくさんの「人間関係の縮図」を目にしてきたんです。
もともと人間観察が趣味ということもあって、カフェや電車の中で通りすがりの人の会話につい耳を傾けてしまったり、心理学や社会学の本を漁っては「なぜこの人はこんな言い方をするんだろう」と考察したりするのが日常茶飯事。
そんな私がこれまでの経験と少しの知識から見つけ出した、人間関係の荒波をやり過ごすコツを余すことなくお伝えします。
この記事を読み終える頃には、凝り固まった心が少しだけほぐれて、「明日からはこのくらいの距離感で接してみようかな」と思えるような、具体的なヒントが見つかるはずですよ。今夜はどうか難しいことを考えるのを一度お休みして、リラックスしながらお付き合いくださいね。
- 職場の人間関係がギスギスしてしまう根本的な原因と背景
- 不快な人間関係から自分を守るための心理的な距離の取り方
- どうしてもストレスが限界に達した時の具体的な相談先と対処法
- 今の職場を離れるべきかどうかの判断基準と次のステップへの進み方
職場の人間関係がうまくいかないと感じる原因
オフィスの空気が重い、あの人と話すとドッと疲れる。そう感じる時、そこには必ずいくつかの目に見えない原因が潜んでいます。
ここでは、私が多くの職場で観察してきたリアルな人間関係のトラブルや、人の心理のメカニズム、そして自分自身の心の癖など、うまくいかないと感じる背景にあるものをいくつかの角度から丁寧に紐解いていきますね。まずは原因を知ることから始めてみましょう。
派遣先で見た人間関係のトラブル事例

派遣社員として15年以上も働いていると、本当に多種多様な会社の「ドロドロした裏側」を目撃することになります。新しい職場に行くたびに、まるで新しい連続ドラマのシーズン1を特等席で見ているような気分になることも少なくありません。
私がこれまでに見てきた、思わず「うわぁ…」と心の中で絶句してしまったリアルなトラブルの事例をいくつかご紹介しますね。
まず圧倒的に多いのが、お局さまと呼ばれるベテラン社員による、新入りや立場の弱い人へのマウンティングです。
あるメーカーの職場では、業務の進め方を少し質問しただけで「そんなことも教わってないの?」と冷たく突き放され、周囲も巻き込んで無視するような空気を作る人がいました。
そのお局さまの機嫌一つでオフィスの温度がガラリと変わるため、周囲の全員が常に顔色を窺ってピリピリしているんです。これでは人間関係がうまくいくはずがありませんよね。
また、正社員と非正規社員の間に横たわる、目に見えない「見えない壁」や格差トラブルも数多く見てきました。同じ仕事をこなしているのに、重要な情報の共有から外されたり、手柄だけを正社員に横取りされたり。
あるIT系の会社では、正社員同士の派閥争いに派遣社員が巻き込まれ、あっちの味方をすればこっちから冷遇されるという、まるで戦国時代のような理不尽な状況もありました。
さらに、業務の愚痴を言うレベルを超えて、誰かの悪口や噂話を流すことで結束を強めようとするグループも存在します。
ランチタイムや給湯室がその主戦場になりがちですが、そういう場所に居合わせるだけでエネルギーを吸い取られてしまいますよね。こうした理不尽なトラブルの渦中にいれば、誰だって心がポッキリ折れてしまうのは当然かなと思います。
上司や同僚と意見が合わない時の心理

仕事を進める上で、上司や同僚と意見がぶつかることは避けられません。でも、それが単なる業務上の議論で終わらず、感情的な「うまくいかない関係」に発展してしまうのはなぜでしょうか。そこには、人間特有の面白い、そして少し厄介な心理メカニズムが働いているなと感じます。
人は誰しも、自分が見ている世界や信じているルールが「正しい」と思いたい生き物です。心理学の本を読んでいるとよく出てくる言葉ですが、自分に都合の良い情報ばかりを集めてしまう「確証バイアス」というものがあります。(参照:一般社団法人日本経営心理士協会 確証バイアス)
例えば、効率を最優先したいあなたと、前例や手順を絶対に崩したくない上司がいたとします。上司からすれば「手順を守らないお前は間違っている」となり、あなたからすれば「時代遅れなやり方に固執する上司は無能だ」となってしまう。
お互いが「相手が間違っている」という証拠ばかりを探し始めるので、溝はどんどん深まるばかりです。
また、上司と部下という縦の関係においては、「コントロール欲求」も影響してきます。特に自分に自信がない上司ほど、部下を自分の思い通りに動かすことで安心感を得ようとします。
そこに、自分の意見をしっかり持った部下が現れると、上司は「自分の権威が脅かされた」と錯覚して、攻撃的になったり高圧的な態度を取ったりするわけです。
受け手側としては、人格を否定されたように感じて防衛本能が働きますから、心理的なシャッターがガラガラと閉まってしまうのは自然な流れですよね。
意見が合わない時、私たちはついつい「相手の性格が悪いからだ」と片付けがちですが、実際はお互いの「大切にしている価値観」や「心理的な防衛」が正面衝突している状態なのかもしれません。
映画の登場人物を考察するように、一歩引いて「あの人は今、自分の何を守ろうとして必死なんだろう」と見てみると、少しだけ冷静になれることもありますよ。
周りの会話から紐解く孤立しやすい特徴

私はカフェで本を読んでいる時や、電車に乗っている時、隣に座った人たちの会話がどうしても耳に入ってきてしまいます。
完全に職業病ならぬ趣味の領域なのですが、色々な人のリアルな愚痴や会話のキャッチボールを聞いていると、不思議と「職場で孤立しやすい人」の共通点が見えてくるんです。少し辛口に聞こえるかもしれませんが、客観的な観察結果としてお話ししますね。
街中で聞く職場の愚痴で最も頻出するのが、「あの人、自分の話ばっかりでこっちの話を全然聞いてくれない」というフレーズです。孤立しがちな人の多くは、悪気はなくても会話の主導権を常に自分が握ろうとする傾向があります。
誰かが「最近忙しくて疲れてるんだよね」と言った時、「あ、私も!先週なんてさ…」と、すぐに自分の話題にすり替えてしまう。これ、悪意がないからこそタチが悪くて、周りはだんだんと「この人と話してもつまらないな」「疲れるな」と感じて、距離を置くようになっていくんです。
もう一つの特徴は、日常の会話の中に「でも」「だって」「いや」という否定的な枕詞が異常に多いことです。 電車のカップルの会話を聞いていても、男性が何を提案しても女性が「でもそれって混むじゃん」「だって遠いし」と返し続けているのを見たことがあります。
職場の人間関係でも全く同じで、何かアドバイスをもらったり提案されたりした時に、反射的に「でも私の部署では無理です」と壁を作ってしまう人は、周囲から「扱いづらい人」というレッテルを貼られ、結果的に孤立のルートをたどることになります。
孤立を招きやすい無意識の行動パターン
- 相手の話を奪って自分の苦労話や自慢話に変えてしまう
- アドバイスや提案に対して反射的に「でも」「だって」と否定から入る
- 自分の正論を突き通すあまり、相手の感情や立場への配慮を忘れる
正論を言うのは決して悪いことではないのですが、職場の人間関係は感情のやり取りで成り立っている部分が大きいです。
「この人と話すと自分の存在を認めてもらえる」と相手に思わせることができないと、人は静かに離れていってしまうのかな、と周りの会話を聞きながらしみじみ感じています。
合わない人と無理に距離を縮めるリスク

「職場の人間関係は良好でなければならない」
「みんなと仲良くしなければならない」。
子供の頃から学校でそう教え込まれてきた私たちは、社会に出てもその呪縛に縛られがちです。
だからこそ、職場に「この人とは合わないな」と思う人がいると、無理に歩み寄ろうとしたり、気に入られようと必死に笑顔を作ったりしてしまいますよね。でも、実はそれ、かなりハイリスクな行動かもしれません。
私自身、20代の頃は「誰からも嫌われたくない」と思って、明らかに価値観の合わない先輩の機嫌を取ったり、プライベートの愚痴に長々と付き合ったりしていました。
その結果どうなったかというと、相手からの依存度がエスカレートして、夜中にもLINEで仕事の愚痴や人格否定まがいのメッセージが届くようになってしまったんです。ただでさえ浅い睡眠が、完全に破壊された暗黒期でした。
合わない人に無理に合わせると、相手は「この人には何を言っても大丈夫」「自分のワガママを受け入れてくれる」と勘違いして、どんどん境界線を越えて踏み込んできます。
また、心理学的な観点から見ても、嫌いな人や合わない人と無理に接している時、私たちの脳は猛烈なストレスを感じてストレスホルモンを分泌し続けています。エネルギーの浪費が半端ではないんです。
自分の大切なエネルギーを、そんな相性の悪い相手のためにすり減らすなんて、もったいないと思いませんか。職場の人全員と友達になる必要はありません。無理に距離を縮めようとすることは、相手に自分を攻撃したり利用したりする隙を与えるようなもの。
早めに「この人とは業務上の付き合いだけ」と割り切って、心のシャッターを下ろす方が、結果的に自分自身の身を守ることにつながりますよ。
職場の環境や相性が影響している可能性

人間関係がうまくいかない時、真面目な人ほど
「自分のコミュニケーション能力が低いからだ」
「私の性格に問題があるんだ」
と、自分を責めてしまいがちです。
でも、多くの職場を渡り歩いてきた私の結論から言うと、あなたが悪いのではなく、単に「職場の環境や、そこにいる人たちとの相性が最悪なだけ」というケースが驚くほどたくさんあります。
会社にはそれぞれ、目に見えない独自の「カルチャー(社風)」があります。例えば、体育会系でノリと勢いを重視する職場もあれば、全員が淡々と自分の作業をこなし、私語は一切禁止という静寂な職場もあります。
前者のような職場に、内向的でじっくり物事を考えたい人が入ってしまえば、どんなに努力しても「ノリが悪い」「協調性がない」と言われて人間関係がギスギスしてしまいますよね。
逆に、後者の職場にアットホームな人間関係を求める人が入れば、「冷たい職場だ」と孤独を感じてしまうはずです。
これは、どちらが良い悪いという話ではなく、パズルのピースが合っていないだけなんです。
私も、あるアパレル系のオフィスでは全体のイケイケな雰囲気に馴染めず、毎日が地獄のようでしたが、その後に移った理系専門の堅い研究所のオフィスでは、適度な距離感が心地よくて人間関係のストレスがゼロだった経験があります。
私の性格は何も変わっていないのに、環境が変わるだけで評価も居心地も180度変わるんです。
環境と相性のチェックポイント
今の職場の「当たり前」や「ノリ」は、あなたの素の性格と合致していますか。もし、出社するために本来の自分とは全く違う人格を無理やり演じなければならないとしたら、それはあなたの能力不足ではなく、明らかな環境のミスマッチですよ。
自分自身の受け止め方や考え方の癖

環境や相手に原因があることも多い人間関係ですが、一方で、自分自身の「物事の受け止め方」や「思考の癖」が、悩みを必要以上に大きくしてしまっているケースもあります。特に私のように、夜に一人で反省会を開いて眠れなくなってしまうタイプの方は、少し耳を傾けてみてくださいね。
心理学では、人間の思考の歪みのパターンがいくつか提唱されていますが、その代表例が「認知の歪み」です。(参照:株式会社Awarefy 認知のゆがみとは?10パターンの具体例、原因、治し方)
例えば、職場の廊下で同僚に挨拶をしたのに、相手が気づかずに通り過ぎてしまったとします。
この時、普通の人は「あ、気づかなかったのかな」で終わるのですが、思考に癖がある人は反射的に「私、何か悪いことしたかな」「あの人に嫌われているに違いない」と、最悪のシナリオを一瞬で作り上げてしまいます。これが「心の読みすぎ」や「破滅的思考」と呼ばれるものです。
何を隠そう、私自身のベースにもこうした思考の癖があります。私の育った家庭は、親がほとんど感情を表に出さない冷え切った環境でした。
幼い頃から「親の機嫌は大丈夫か」「怒っていないか」と、常に相手の顔色を窺って、ほんの少しの不機嫌を敏感に察知するセンサーを磨いて生きてきたんです。
そのセンサーが大人になってからも過剰に作動して、職場の他人のため息や、キーボードを叩く強い音を聞くだけで「自分が責められている」と感じてしまっていました。
でも、それってただの「私の脳内のファンタジー」なんですよね。相手はただパソコンが重くてイライラしていただけかもしれないし、寝不足でため息が出ただけかもしれない。他人の感情の責任を、自分が勝手に背負い込んで傷つく必要は全くないんです。
自分の考え方の癖に気づくだけでも、「あ、今またいつものネガティブファンタジーが始まったな」と、一歩引いて自分を客観視できるようになりますよ。
職場の人間関係がうまくいかない時の対処法
原因が少し見えてきたところで、次は「じゃあ、明日からどうすればいいの?」という具体的なアクションについて考えていきましょう。
不快な環境の中で、心をすり減らさずにサバイバルしていくための実践的なテクニックや心の持ち方を、私の15年の派遣生活で培ったリアルな知恵を交えてお話ししていきます。どれか一つでも、あなたの心に響くものがあれば嬉しいです。
苦手な人と適切な距離を保つコツ

職場にいる「どうしても合わない人」や「苦手な人」。毎日顔を合わせなければいけない環境で、ストレスを最小限に抑えるための最大の秘訣は、冷たいようですが「業務の自動販売機になること」です。私は心の中でいつもこの設定をオンにしています。
自動販売機ってお金を入れれば淡々とジュースを出しますよね。そこに愛想笑いもなければ、余計な世間話もありません。でも、壊れていなければ仕事は完璧にこなします。苦手な人と接する時は、まさにこのスタンスが最強なんです。
挨拶は自分から、相手の目を見て笑顔ではなく「真顔の一歩手前の穏やかな表情」で、ハキハキと行います。挨拶をしないと「礼儀がなっていない」という攻撃の隙を与えてしまうので、そこはきっちりディフェンスしておきます。
でも、その後の会話は業務上必要なことだけに限定。相手がプライベートな話題や誰かの愚痴を振ってきたら、「へえ、そうなんですね」「大変ですね」と、感情の起伏が一切ないフラットな相づち(通称・ロボット相づち)でスルーします。
また、物理的な距離を取ることも重要です。デスクが近い場合は、できるだけ視界に入らないように書類や卓上カレンダーを配置して死角を作ったり、ランチタイムは時間をずらす、あるいは外のカフェに脱出するなどして、接点を徹底的に減らします。
相手を「変えよう」としたり「理解しよう」としたりするのは時間の無駄です。宇宙人か何かが地球の言葉を喋っている、くらいに思っておけばいいんです。
業務という最低限のレールの上だけで、事務的に淡々と関わる。この鉄壁の距離感こそが、あなたのメンタルを守る最大の盾になってくれますよ。
ストレスを溜め込まない心の整え方

どれだけ距離を置こうとしても、理不尽なことを言われたり、職場の嫌な空気を吸い込んだりすれば、心にはじわじわとストレスの毒素が溜まっていきます。
それを家にまで持ち帰って、夜ベッドの中で悶々と考えてしまうのが一番もったいないですよね。私の夜の反省会を終わらせるために実践している、心の整え方をご紹介します。
まずおすすめしたいのが、仕事が終わった瞬間に頭の中で「閉店ガラガラ」のシャッターを下ろす儀式をすることです。
会社の最寄り駅の改札を通る時でも、オフィスのビルを出る時でも構いません。自分の頭の中で、重い鉄製のシャッターがドスンと閉まる映像をリアルにイメージします。
「はい、今日の私の労働は終了。ここからは私の大切な人生の時間。あの人たちの入る余地は1ミリもない」と心の中で宣言するんです。これ、意外と効果があって、仕事とプライベートの心理的な境界線を引くのに役立ちます。
そして、家に帰ってからもモヤモヤが消えない時は、ノートとペンを用意して、頭の中にあるドス黒い感情をすべて紙に書き殴ってみてください。「〇〇のあの言い方、本当にムカつく!」「消えてほしい」など、誰にも見せられないような汚い言葉で全然オッケーです。
心理学ではこれを「エクスプレッシブ・ライティング(筆記開示)」と呼びますが、脳内のワーキングメモリから嫌な記憶を紙に吐き出すことで、驚くほど脳がスッキリします。
書き終えたら、その紙はビリビリに破いてゴミ箱に捨てるか、シュレッダーにかけて消滅させましょう。あなたのストレスがゴミとして処理される快感は格別ですよ。
あとは、五感を心地よい刺激で満たすことです。お気に入りの映画やドラマを観て登場人物の心理を考察したり、小説の世界に没頭したり。私の場合は、大好きなサスペンスドラマの犯人の心理を分析している時が、一番職場の嫌な人間のことを忘れられる時間だったりします。
自分の心が「あぁ、楽しいな」「落ち着くな」と感じるシェルターを、プライベートの中にたくさん作っておきましょうね。
状況が変わらない時の相談先と選び方

自分なりに距離を置き、心のリフレッシュを心がけても、相手の嫌がらせがエスカレートしたり、体調に異変が出始めたりした場合は、一人で抱え込むのは絶対にNGです。
状況を客観的に変えるためには、適切な場所に助けを求める必要があります。ただ、相談先を間違えると事態が悪化することもあるので、慎重に選ばなければいけません。
まず、社内の相談先として真っ先に思い浮かぶのは「直属の上司」ですが、もしその上司本人が原因だったり、事なかれ主義の人だったりする場合は、さらにその上の上司や、人事部、社内のハラスメント相談窓口に連絡するのが鉄則です。
この時、最も重要なのは「感情論ではなく、客観的な事実と証拠を提示すること」です。「〇〇さんに意地悪されて悲しいです」と言うだけでは、会社は「単なる好き嫌いの問題」として片付けてしまいがちです。以下のような具体的な記録を準備して臨みましょう。
| 記録すべき項目 | 具体的な内容の例 |
|---|---|
| 日時・場所 | 〇月〇日 14時頃、第3会議室にて |
| 相手の言動 | 「こんなこともできないなら辞めれば?」と大声で言われた |
| 周囲の状況 | 同僚のAさん、Bさんもその場にいて聞いていた |
| 心身への影響 | 動悸が止まらなくなり、その夜は睡眠薬を飲んでも眠れなかった |
私のような派遣社員の場合は、社内の窓口よりも、派遣元の担当営業に相談するのが一番効果的です。派遣会社にとって、スタッフが不当な扱いを受けることは契約違反にあたる可能性があるため、間に入って強く交渉してくれます。
私も過去に、あまりにも対応が酷い派遣先を、担当営業に相談して1ヶ月で契約終了にしてもらったことがあります。
もし、会社全体がブラックでどこも信用できないという場合は、外部の公的機関(労働局の総合労働相談コーナーなど)に相談するのも一つの手です。
ただし、これらはあくまで一般的な目安や解決への選択肢であり、最終的な法的な判断やトラブル解決については、専門の弁護士や公的な窓口にご相談くださいね。一人で戦おうとせず、使える味方は全部使うスタンスでいきましょう。
(参照:厚生労働省 全国労働基準監督署の所在案内)
割り切って仕事に集中するメリット

職場の人間関係の悩みから脱却する究極の方法の一つが、「ここは友達作りの場所じゃない、お金を稼ぐためだけの場所だ」と100%割り切って、目の前の仕事に完全集中することです。冷徹に聞こえるかもしれませんが、これが驚くほど自分の心を平穏に保ってくれます。
人間関係がうまくいかないと悩んでいる時って、私たちの意識の9割が「他人の一挙手一投足」に向いてしまっています。「あの人、今なんであんな顔したんだろう」「私のこと悪く言ってるのかな」と、他人の一言に一喜一憂している状態です。
これの意識のベクトルを、強制的に「自分のタスク」に方向転換させるんです。今日中に終わらせるべき業務のスピードを限界まで高める、書類のフォーマットを誰も文句が言えないレベルまで完璧に美しく仕上げる、など、仕事のクオリティを高めるゲームに没頭してみます。
仕事に集中することには、大きなメリットが3つあります。
1つ目は、単純に余計なことを考える暇がなくなること。脳の処理能力をタスクで一杯にすれば、他人の嫌味を脳内再生するスペースがなくなります。
2つ目は、仕事の成果が上がることで、周囲からの信頼や評価が高まり、あなたを攻撃しにくい空気(実力によるバリア)ができること。
そして3つ目は、定時でピタッと仕事を終わらせて、誰よりも早く退社できるようになることです。
職場は、あなたの労働力と引き換えに毎月決まったお給料を振り込んでくれる「システム」に過ぎません。そのシステムの中で、他人の感情に振り回されて自分のパフォーマンスを下げるのは損でしかないですよね。
お給料明細を見た時に、「よし、今月も私の感情の対価をきっちり回収したぞ」と思えるくらい、ドライにビジネスライクに割り切って働く楽しさも、知っておいて損はないかなと思います。
転職や次のステップを検討する目安

どんなに努力しても、割り切ろうとしても、どうしても耐えられない職場は存在します。世の中には、残念ながら壊れた人間関係や、パワハラが常態化している異常な環境というものが確実にありますからね。
では、どのような状態になったら「もうこの職場を辞めて、次へ行こう」と決断すべきなのでしょうか。その明確なサインをお話しします。
最も重要で、絶対に無視してはいけないのが「身体と心からのSOSサイン」です。
日曜日の夕方になると涙が止まらなくなる、朝会社に近づくと吐き気がする、夜まったく眠れなくなって私のように睡眠薬がないと生活できなくなる、あるいは食欲が全く湧かない、逆に過食してしまう。
これらはすべて、あなたの脳が「これ以上ここにいたら命に関わるよ!」と命がけで出している危険信号です。この状態に至っているなら、人間関係の修復なんて考えている場合ではありません。一刻も早くその環境から脱出することを最優先に考えてください。
また、業務のやりがいや条件面(お給料や休日など)と、人間関係のストレスを天秤にかけた時に、明らかにストレスの重さが勝っている場合も引き際です。
「この会社にいてもスキルが身につくわけでもないのに、毎日こんなに嫌な思いをする意味ってあるのかな」と冷めた目で考えてみてください。15年以上派遣をやっている私からすれば、職場なんて星の数ほどあります。
一つの狭い井戸の中で、変なカエルたちに悩まされて人生の貴重な時間を浪費するなんて、本当にもったいないことです。
ただし、体調やメンタルの正確な診断、医療的なアドバイスに関しては、必ず心療内科や精神科などの専門の医療機関を受診し、専門医にご相談くださいね。
自分の身を削ってまで守るべき仕事なんて、この世に一つもありません。次の一歩を踏み出すことは、逃げではなく「自分を大切にするための前向きな選択」ですよ。
★人間関係の悩みや心のモヤモヤ、睡眠に関するトラブルに直面したときに、安心して頼ることができる「国や公的機関、専門学会が運営する本当に信頼できるサイト」を10個厳選してまとめました。
ぜひご活用してください。
⇒職場の人間関係・不眠の悩みを相談できる公的窓口・信頼できるサイトまとめ
職場の人間関係がうまくいかない時のまとめ
ここまで、職場の人間関係に悩むあなたに向けて、原因の分析から具体的な処方箋まで、私の経験を交えて色々とお話ししてきました。最後に、大切なポイントをもう一度おさらいして、この記事を締めくくりたいと思います。
まず心に留めておいてほしいのは、職場の人間関係がうまくいかないからといって、あなたの人間としての価値は何一つ下がらないということです。
たまたまその職場の空気や、そこにいる人たちの価値観と、あなたの素敵な個性の相性が悪かっただけ。パズルのピースが合わないオフィスで、自分を無理に削って合わせようとする必要はありません。
挨拶だけはきっちりこなして、中身は業務の自動販売機のように淡々と割り切る。そして、プライベートの時間を自分の好きな映画や小説、心地よい五感の刺激で満たして、職場の人間にあなたの心まで侵入させないようにディフェンスしてくださいね。
これだけは覚えておいてほしいこと
- 苦手な人とは「業務の自動販売機」になって事務的な距離をキープする
- 仕事が終わったら頭の中でシャッターを下ろし、家にストレスを持ち帰らない
- 心身に異常が出るほどの環境なら、逃げではなく自分を守るための転職を選ぶ
今夜もあれこれと考えてしまって、なかなか寝付けないかもしれません。でも、あなたが明日職場で出会うあの嫌な上司も、マウンティングしてくる同僚も、あなたの人生という長い映画の中では、ただの「エキストラA」に過ぎないんです。
主役であるあなた自身が、そんなエキストラのせいで涙を流したり、眠れない夜を過ごしたりするのは、あまりにも不条理だと思いませんか。
どうか今夜は、明日のオフィスのことなんてクローゼットの奥深くに放り投げて、温かい飲み物でも飲んで、自分自身をたくさん労ってあげてください。
あなたの明日が、今日よりもほんの少しだけ息のしやすい、穏やかな一日になることを、心から祈っています。それでは、おやすみなさい。

